515年日記(後半)その1
2007年 09月 03日
今回のメインは、第11子ナナホ(未亡人)の恋日記と、第1子ナユキについて、です。
■16日
今年の前半に恋のサポートをてがけ、無事恋人になれたモジュール&ナナホのカップルですが、モジュールは若くて魅力溢れるボーイ。
異性からのお誘いは引く手あまたのようで、今日も朝から同級生のイゾ・ドゼーテルに何やら話しかけられていました。
「あ、おはようモジュール!」
「やぁ、イゾくんじゃないか」←性格:誠実そのもの
「ねぇ、これからどこ行くの?」
「うん、ちょっとね」
「もし、何も予定がないんだったら、これからアタシと、その・・・」(もじもじ)
「実は今日、恋人のナナホさんとデートなんだ」
「なっ・・・!(ガーン!!)」
「彼女を待たせているから失礼するよ。それじゃ」
同級生のイゾの誘いをかわし、しあわせ気分で待ち合わせ場所である大通り南に向かうモジュールなのでした。
さて。本日のモジュール&ナナホのデート場所はタラの港。
仕事や武術についての抱負を語っているナナホを、モジュールが熱いまなざしで見つめています。
「・・・ってなワケで、仕事も武術も頑張ろうと思っているのよね・・・。って、モジュール聞いてる?」
「えっ!?あぁ、もちろん聞いてますよ。今日もいい天気ですよねぇ・・・」
「・・・やっぱり、あたしの話なんて面白くないんだわ・・・。未亡人のうえに3つも年上だし、、、(ぶつぶつ)」
「えっ、あっ、す、すいません。ちゃんと聞いてます!一生懸命喋るナナホさんってホントにステキッス!」
「なっ、なによっ」
「それじゃあ、ナナホさんを家まで送って行くっス!僕について来てくださいっス!」
「ちょ、ちょっと引っ張らないでよー!」(ズルズルズル)
・・・みたいな感じでしょうか。
モジュールの顔グラである“0系”って、『まじめ』っぽくみえる顔グラが多い気がするなぁ。
『誠実そのもの』という性格がピッタリだわ。
でもモジュールの場合、誠実そのものっていうか、ただの熱血漢という気も・・・
■20日
バハ区北の
『エスメラルダ・ドゼーテル(22才)』
が危篤になったのでお見舞いに行きました。
エスメラルダは、初期国民コン&リアナ夫妻の第2子で、505年にドラゴイエ・ドゼーテルと結婚。
イゾ・ドゼーテル(9才)
ライム・ドゼーテル(8才)
スカイホーク・ドゼーテル(7才)
バーレンシア・ドゼーテル(5才)
の4人もの子供を授かりました。
エスメラルダは性格が『信心深い』性格だったんだけど、夫のドラゴイエの性格がイムだったので、生まれてくる子供たちの性格が『お花』の確率が高くてマイッタ(;´д` )
でも可愛い子たちをたくさん産んでくれてありがとう。
22年間のプルト人生お疲れ様でした!どうかゆっくりお休みください。
☆*・゜゜・*:.。..。.:*・★・*:.。. .。.:*・゜゜・☆☆*・゜゜・*:.。..。.:*・★・*:.。. .。.:*・゜゜・☆
今年のエナコンの結果は、
ハイネル・バレラ(9才)
ソフィラ・ツポレフ(14才)
でした。
ミスプルトのソフィラは未亡人なのですが、2つの才能持ちNPCなので、独身状態に戻ったとたんにミスプルトに返り咲きです。
才能持ちが皆無のこのアトワイト国に、またしばらくソフィラの天下が続くんだろうな~。。。
さて。
エナコンで国が盛り上がっている最中ですが、今日もタバサはモジュール&ナナホのデートを追跡です。
今回はキッスの回なので、ぜったい見逃すわけにはいきません。
バスの浜でナナホとモジュールが良い雰囲気になっているところを、タバサがカゲからコッソリ覗いていると・・・
「母さん、何やってるんだよ」
「ヒッ」
後ろから急に話しかけられたのでビックリして振り返ると、そこには訓練にやって来ていたらしい第1子ナユキが立っていました。
「なんだぁ、ナユキか。びっくりしたわ。。。なにって、ナナホとモジュールのデートを監視してるのよ」
「・・・母さん相変わらずだなぁ。三十路過ぎてもまだそんなことやってるのかよ」
「へへ、まぁね」
へへじゃないよ・・・、とナユキは小さく呟き、呆れたようにため息をつくのでした。
「まったく、出歯亀もいい加減にしなよ。いいトシなんだから」
「ほっといてよ。って、あ!お前のせいでナナホのキッスシーンを見逃したじゃないのさ、もう!」
タバサとナユキが会話をしている間に、ナナホとモジュールはキッスを済ませてそれぞれドッカに行ってしまいました。
「あ~ぁ、一番良いシーンを見逃しちゃったわ・・・」
「ったく、用が済んだらソコどいてくれよ。今から訓練するんだから」
「はいはい」
ナユキがぐいっとタバサを押しのけてバスの浜で走り込みを行う。
でも、ほんのちょっとしか走っていないのに、ナユキはあっという間に疲労困憊になってしまって、胸を押さえながら苦しそうに膝をつくのでした。
そのただならぬ様子に思わずタバサがナユキに走り寄る。
「ナユキ大丈夫?あんた病気なの?」
「いや、病気じゃないと思うんだけど・・・。数日前からやたら体がダルくて疲れやすいんだ・・・」
「ナ、ナユキ・・・」
心配そうにみつめるタバサでしたが、そんなタバサに気づいたナユキが、苦しそうにしながらも無理に笑顔を作るのでした。
「そんな顔しないでくれよ。ちょっと休めばすぐに治るしさ。今日はこれで帰るとするよ」
「う、うん・・・」
そう言ってふらふらと家路に着くナユキ。
そんなナユキの後姿を、タバサはずっと見続けていました・・・
■21日
そして・・・
その日はやって来ました。
タバサがバスの浜でウミカイのカラを拾おうと夜通し待機していた朝・・・
港区西の
『ナユキ・バイドラー(23才)』
の危篤の知らせが入りました。
「ナユキ・・・!」
想定していたこととはいえ、やっぱりショックです。
とりあえずバスの浜に出現したウミカイのカラを全部拾い集めてから(こらっ)タバサはナユキの元へ向かいました。
役職についていないナユキの家は、お見舞いの客がパラパラとしかいず、タバサがやって来たときにはその少ない見舞い客もあらかた帰ってしまったあとでした。
「ナユキ・・・」
ベッドには青白い顔でガタガタ震えるナユキの姿。
「母さん来てくれたんだ・・・」
「当たり前でしょ」
「昨日、ひさびさに話したばっかりなのにな・・・。でも来てくれてありがとう」
「ナユキ・・・」
タバサはナユキの手をぎゅっと握り締めました。
「でも母さんにはお弁当を作ってもらえなかったり、テストの見学に来てくれなかったり、成人して早々に家を追い出されたりで、あんまりいい思い出がないんだよなぁ・・・」
「うっ、、、ごめんね」
「でも母さんは忙しいし人だし、しょうがなかったんだなって今では解ってるよ」
「重ね重ねごめんね。。。でもイム人だったナユキを立派に独立させたんだから、それは感謝してね」
「ああ、解ってる。・・・母さん、ありがとう。先に地獄で待ってるよ・・・」
「ナユキ・・・」
「って、地獄かよ」
地獄です。(ウエの人の声)
■22日
第1子・ナユキの葬儀に参列して来ました。
ナユキ・バイドラー(23才) 491年生まれ
コークショルグ B4位
リムウルグ10位 生涯ポイント6060
スピード79、スタミナ69、スピリット81
27勝17敗2KO 9連勝
優しく消極的な性格のせいか、武術での活躍は全くといっていいほどなく、レベルもびっくりするくらい低い子でした。
でもタバサもナワフもそんなに素質が高いほうではないので、しょうがないかな。。。
成人したときは『イムのような性格』だった彼は、早くに結婚したこともあり、晩年は『信心深い』性格になり、優しいお父さんとして家族に愛されていたと思います。
ナユキは498年のときに同級生のアカンサス・バイドラーと結婚。
ルイーズ・バイドラー(15才)
キャノピー・バイドラー(14才)
ヤーボ・バイドラー(10才)
の3人の子宝に恵まれました。
通常のプレイだとあんまりコドモを看取ることってないんだけど、魂が入っているときに子供が亡くなってしまうと本当に悲しい。
わーんナユキ、家系図から消えないで・・・(。>。<。)
ナユキの葬儀のあと、タバサはナーガの館で亡きナユキのことを思い出していました。
生きていれば、今年24才になるはずだった第1子ナユキ・・・
生まれたときは『いい子』だったのに、就学前に『お花』になり、ナワフに似た勤勉性であることが発覚してガッカリしたこともあったけど、それも良い思い出です。
印象の強い子ではなかったけど、ナワフとの一番最初の子供として生まれて来てくれてありがとう。
これでタバサの子供は、18人から17人になりました。
⇒後半(その2)へつづく。。。
by puruto-nikki | 2007-09-03 23:55 | 1代目 タバサ